ルーツの旅

ルーツの旅

世の中に溢れる様々なもの、の中から気になるものを拾い上げてそれのルーツをたどります。

ばらばらと世界の旅

星野源の「ばらばら」という歌がものすごく好きで、今日も聴いていました。

その中でサビに出てくる「世界はひとつじゃない」ってフレーズを聞いて、いつもは別になんとも思わないんですが、今日はなんかゾワッとして。なんでだろうと考えた挙句、

 

世界ってどこにある?

世界の終わりはいつ?

そもそも世界って、何?

 

という問いにたどり着きました。普段なら3秒後には忘れてますが、せっかくなのでちょっとだけ考えてみます。ちょっとで終わればいいなと思いつつこれから見切り発進書き進めます。

 

まずは「世界」という単語の意味を調べましょう。

 

「hey siri! 世界って日本語の意味教えて」。

 

、、、すぐにwikipediaの該当ページを教えてくれました。ありがとうsiri。世界の意味も知れるし、自分の滑舌がまだまだ大丈夫だってことも知れたからなんだか得した気分。

 

そのままコピペしても面白くないので自分が気になった意味の部分だけ、はしょって書いていきます。すべての意味をご確認されたい方は今すぐお手元のiphoneに向かって「hey siri!」とお呼びかけください。iphoneユーザーでない方は周りの友人に借りるか、お近くのApple Storeに行くか、辞書を引いてください。

 

1.地球上のすべての地域・国家。

模範解答すぎて全然面白くない。あえてひねくれて海の上はどうなる?とか考えるまでもないくらい面白くないですが、模範解答なのでとりあえず。

 

2.自分が認識している人間社会の全体。人の生活する環境。世間。世の中。

一つ前の意味よりだいぶ範囲が狭まりましたね。かつちょっと面白くなってきました。確かに「住む世界が違う」なんか、日常で殿上人を見た時によく使う。自分の認識の内側にあるものが世界だと考えればその世界はひとつじゃないという星野氏の言説にも深く同意できます。

 

3.ある特定の活動範囲・領域。

「学問の世界」や「芸能の世界」など。一度でいいから「勝負の世界」に足を踏み込んでみたいものです。自分はどんな世界で活動しているのかちょっと考えました(約2秒)が、適切な表現が全く出てこなかったのでおそらくここでいう世界の中には今のところ僕はいません。

 

4.自分が自由にできる、ある特定の範囲。

どんどん範囲が狭まってきているような気がします。ここまでくるともはや自分の世界。マイワールドです。英語にした意味は特にないですが、大学時代に一人だけ「マイワールド」をあだ名に持つ友人がいました。確かに独自の世界観を持っていました。元気にしてるかな。

 

5.《〈梵〉lokadhātuの訳。「世」は過去・現在・未来の3世、「界」は東西南北上下をさす》仏語。

仏語ってかっこいいですよね!僕の中にある中学2年生の部分がざわついています。「世」は過去・現在・未来の3世、「界」は東西南北上下をさすってのがたまらない。全国の中2男子のときめく様子が目に浮かびます。

 

他にも色々な意味がありましたが、意味をお伝えするコーナーではないのでこの辺にしておきます。もう個人的にはだいぶスッキリしてきているのでいつ筆をおいても大丈夫です。界が東西南北上下をさすってのがわかっただけで充分な収穫。

 

もう少し続けますが、個人的に興味があるのは地図上で確認出来るような目に見える世界じゃなくて、もうちょっと狭い、概念的な世界(=世間)の方です。

 

「世間知らず」という言葉は誰しも聞いたことあるかと思いますが、そもそもこの世間って誰にとっての世間なのかもいまいちピンときません。同じような部類でいくと「非常識」とかもそうなんですが。世間をあくまで「自分が認識している自分の周りにあるもの」と考えるなら、それを知らないのってどういう状態なんでしょう。もしくは一般教養的な世間がどこかにあるんでしょうか。奥の方に生えてくる歯を「親知らず」というのと同じくらい謎が深いです。「知らず」の意味をそもそも知らない。

 

「よし、私の世間はここまでよ」なんて目に見える線を引くことはできないし、どこまでが含まれているか自分でもよくわからない。概念ってまぁそういうものなんでしょうが。そんな中で少なくともわかる、というか間違いなく言えることは、自分の知っている世間がこの世の全てって訳ではないことくらいです。だから世界はひとつじゃないってことしか言えないし、もともと特別なオンリーワンってことしか言えません。

 

結局世界がどこにあるのかもわからなかった。

いつ終わるのかも皆目見当つかない。

 

今わかるのは新世界は大阪にあるってこと。

そしてそこの串カツは美味しいこと。ぐらい。

 

シモダ