ルーツの旅

ルーツの旅

世の中に溢れる様々なもの、の中から気になるものを拾い上げてそれのルーツをたどります。

3とサード・プレイスの旅

サード・プレイス」という

自宅(ファースト・プレイス)でもない、

職場(セカンド・プレイス)でもない、「第3の場所」。

が、また一段と流行ってきている、気がします。

 

オルデンバーグが定義する“サード・プレイス”の8つの特徴
中立領域
サード・プレイスの構成者は義務感からそこにいるのではない。彼らは、経済的、政治的、法的に縛られること無く、喜んでやってくる。
平等主義
サード・プレイスは、個人の社会における地位に重きをおかない。経済的・社会的地位は意味がなく、ありふれていることが許容される。サード・プレイスでは参加するために、何も必要条件や要求がないこと。
会話が主たる活動
遊びココロや楽しい会話がサード・プレイスの活動のメインフォーカスである。会話のトーンは気軽で、ユーモア、ウィットがあり、優しい遊びココロは高く評価される。
アクセスしやすさと設備
サード・プレイスはオープンで、みなが訪れやすい環境。柔軟で親切で、集まる人のニーズにこたえるところ。
常連・会員
サード・プレイスは、常連がいて、空間やトーンを形成する。その場所らしさを彼らがつくる。新たな訪問者を惹きつけて、新参者にも優しいところ。
控えめな態度・姿勢
サード・プレイスは、健全である。その中には無駄遣いや派手さはなく、家庭的な感じ。偉ぶったり、排他的であってはいけない。いかなる個人、あらゆる階層の人を受け入れる。
機嫌がよくなる
サード・プレイスでの会話のトーンは、けっして緊張や憎悪を生んではいけない。その代わり、陽気でウイットに富んだ会話、気さくな冗談は歓迎される。
第2の家
サード・プレイスにいる人たちは、しばしばあったかい感情を共有する。あたかも同じ家に暮らす者同士のように。この場所に根ざしている感情を持ち、精神的に生まれ変わることを得る。

 wikipedia引用

 

新しい刺激を求めたり、

日常生活での摩耗の疲れを癒したり、

明日から戦う気力を取り戻したり、

向かう目的は人それぞれかもしれませんが

日々の単調な生活から抜け出すことを、

心のどこかで求めているんじゃないでしょうか。

 

昨日の今日で数字繋がり、ということでもないですが、

今回は「3」について色々と辿っていきます。

(「2」愛好家の皆様には大変申し訳ございません)

 

三種の神器」や「3C」など、なんとなく3つに纏めると収まりが良いイメージがあります。もはや収まりが良すぎて普段あまり意識しないけど、「御三家」「三羽烏」などなど、「3」のまとまりの良さを感じるケースは多々あります。「御四家」とか「五羽烏」だと、、ちょっと気持ち悪い。

 

じゃんけんやポケモンなどの「三竦み」(AはBに勝って、BはCに勝って、CはAに勝つ)という概念も、2だと強弱、優劣しかつけられないけど、3にすることでゲーム性がいっきに増します。(紙は石を包めるからグーよりパーが強いのは未だ疑問符ついてますが)

 

2だと少ないけど、4だと多い。その間の絶妙な数字。3。

 

その絶妙さ、気持ち良さを最も感じるのが「三原色」。光(赤、青、緑)でも色(マゼンタ・シアン・イエロー)でも良いですが、この3色の組み合わせでどんな色でも作り出せる「必要最低限」な数が、3です。

2色の組み合わせだとその中間色までしか作れないけど、1色加わることによってありとあらゆる色を作れる。この「補って完全になる」感じが、サード・プレイスとなんとなく重なる気がします。

 

「2」愛好家の皆様に追い打ちをかけるようで至極恐縮ですが、2と3の違いはまだまだあります。点を結んで「面(平面)を作れるか」どうか。頂点が2つだとどれだけ頑張っても線しか引けませんが、頂点が3つあれば平面が作れます。直線で結べば三角形です。直線で結ばない図形は書いたことがないのでわかりません。

 

僕らが生活しているこの空間も3次元(縦、横、高さ)ですね。x軸y軸(2次元)にz軸が加わることでそこに「奥行き」が生まれます。そういう「広がり」だとか「奥行き」だとかを生み出すための最小の単位というところでも「3」って絶妙に気持ちいい数字ですね。もう書いてる間にだんだん「3」のことが好きになってきました。明日から好きな数字聞かれたら「3」って答えよう。

 

冒頭でサード・プレイスに行く理由をつらつら書きましたが、

その根底には広がりや奥行きを作るためだったり、

不完全さを補うためだったり、そういうものがあるんでしょうね。

 

1の色は赤なら、3の色は何色だろう。