ルーツの旅

ルーツの旅

世の中に溢れる様々なもの、の中から気になるものを拾い上げてそれのルーツをたどります。

月の旅

僕らの生まれてくるずっとずっと前にはもう アポロ11号は月に行ったっていうのに というフレーズで始まる歌があります。 自身の干支が卯年だからというわけでもないですが、 時折意識してしまう、月。 狼男の変身に月が必要なように、 月、中でも満月は時…

間の旅

前回の旅で青色について辿りました。 青色は間の色というお土産を持って帰りました。 それ以降、間(ま、あいだ)についてぼんやりと考えています。そのせいで更新の間が空いてしまった。なんてことはないですが、今日は間についてつらつらと書いていきたい…

青色の旅

青の洞窟ってどんなとこだろう。 と思った瞬間に検索したらすぐに見つけられる。さらにストリートビューで家にいながら観光気分が味わえる。便利な時代になりましたね。それより何より「青の」って入力したら自動的に「洞窟」って単語が出てくる。便利で恐ろ…

田舎の旅

タイトルは不可抗力ですが、「田舎」と「旅」の親和性は凄まじいですね。違和感がまったくない。ローカル番組のサブタイトルみたい。 ひょんなきっかけで田舎に帰ることになり、田舎でブログを更新することになったので、田舎について考えてみました。ふるさ…

言葉の旅

僕らは日々、言葉をつかって生きています。 同僚との会話もそう。コンビニ店員さんとのやりとりだってそう。夜中のポエミーなツイートも、このブログだってそうです。僕らは言葉によって自らの認識を表現し、それを他者と共有しています。当たり前と言っちゃ…

デザインの旅

世界はデザインに溢れています。 今僕の目の前にあるパソコンもデザイン。 今右手で取ったコーヒーカップもデザイン。 今ガラス窓の向こうを通り過ぎていった自転車もデザイン。 自転車に乗ったおばさんが手を突っ込んでいる巨大なミトンみたいなハンドルカ…

モノポリーの旅

ボードゲームって楽しいなぁ。冒頭から程度の低い発言をしたこと、深くお詫び申し上げます。先日、大阪市内の店内所狭しとボードゲームが置いてある某喫茶店に行ってきて。昼間からコーヒー片手にゲームに興じる優雅な休日を過ごしたのですが、その時ふと思…

猫の旅

猫が可愛い。 犬と双璧をなす愛玩動物界の人気者であり、「犬派?猫派?」は「kinkikidsは剛派?光一派?」と並んで初対面の相手にとりあえず投げる質問の頂点に未だ君臨しています。(ちなみに僕は堂本剛派です。) 街中で時折僕らの視線を奪ってくる猫。当…

数える旅

助数詞と聞いてピンとくるでしょうか? 「本」とか「枚」、「件」、「人」など、挙げるとキリがないですが、要するに物の数を数える際に数字のあとに付属する部分のことです。 本来の意味とはややずれるのですが、「単位」と呼ばれることもあります。 日本語…

行間と空気の旅

「行間を読みなさい。」 昔、国語の授業で事あるごとににこう教えられてきました。 文章の間から筆者の真意を汲み取る、この行為がいつ生まれたものなのか定かではありません。冒頭から根拠も自信もない推測をぶちまける事になりますが、「和歌文化の流行」…

魂の旅

なんだかいかめしいタイトルになってしまいました。 今日は魂(たましい)の話をします。 大辞林第3版によると、魂の意味は以下の通り。 ① 人の肉体に宿り、生命を保ち、心の働きをつかさどると考えられているもの。肉体から離れても存在し、死後も不滅で祖…

焼酎の旅

最近、焼酎の沼に嵌りつつあります。 若者を中心に酒離れが進みつつある世の中で、あえて今お酒の話をすることにどれだけの意味があるのかはわかりませんが、そもそもここに書いて与えている影響なんて砂浜の砂一粒にも満たないほど小さなものだと自負してい…

文化人と表現と家の旅

テレビに出てくる「文化人」という肩書きの人たち。 「文化人」が職業だとするなら、それを生業にしている人に僕はちょっとした憧れを感じています。ただ、文化人と一口に言われてもじゃあそれって具体的に何?というところがいまいち分からない。 Wikipedia…

村と共同体の旅

「世界がもし100人の村だったら」 こんな本が流行った時期が一昔前にありました。 細かな内容はびっくりするくらい覚えてないですが、世界の中で〇〇な人は100人中何人みたいに人口の割合を示す本だったはずです。もし違ってたらごめんなさい。 何十億人のう…

利き手の旅

僕は左利きです。 我が家レベルで元を辿れば父も兄も元々は左利きでした。なので利き手に遺伝的要因が強く影響されることを僕は身をもって実感しています。ただ、父も兄も幼少期に矯正して右利きになっていたので、僕が物心ついた時には二人とも右手で食事を…

純喫茶と贅沢とユーモアの旅

2018年、僕の中では空前の純喫茶ブームが来ています。 舌が敏感な方ではない僕の心をくすぐるのはもっぱら、癖のある看板のロゴや、古びた木のテーブル、銀の砂糖入れ、厚みのあるおしぼり、黄ばんだメニューなど、お店の環境を作っているハードの部分です。…

電話の旅

スマートフォンって便利。 電話機能は当然ありながら、ある時は目覚まし時計になり、ある時はカメラになり、ある時はラジオになり、ある時は辞書になり、ある時は財布になり、ある時はゲーム機になり、エトセトラエトセトラ。この機器のおかげで僕らの生活は…

ポップコーンとプルーストの旅

映画館の匂いが好きです。 ロビーに入るやいなや漂う、あのキャラメルポップコーンの匂い。 大抵はポップコーンもコーラも買わず、目当ての作品のチケットを買ってさっさと上映のシアターに入ってしまうことが個人的にはほとんどなのですが、あの幼いエンタ…

ばらばらと世界の旅

星野源の「ばらばら」という歌がものすごく好きで、今日も聴いていました。 その中でサビに出てくる「世界はひとつじゃない」ってフレーズを聞いて、いつもは別になんとも思わないんですが、今日はなんかゾワッとして。なんでだろうと考えた挙句、 世界って…

火の旅

僕が高校を卒業するまで住んでいた街は、JRも通っていないような田舎の片隅にありました。子供心をくすぐるような娯楽施設なんて当然なくて、僕らの遊び場は基本的に公園や山でした。あとは市民体育館の卓球場とか。 今みたいにスマートフォンが流通している…

尾の旅

全ての生物は神が創造したというそれまでの常識に一石を投じたのがダーウィンの「進化論」であるというのはあまりにも有名な話。 ヒトはサルから進化したなどど言うものですから、神を中心とする宗教的価値観が尊ばれていた当時の社会からは大変な批判を浴び…

不安とミニマリズムの旅

ここ最近、断捨離にはまっています。 断捨離という言葉は、もうそんなに真新しいものではありません。(流行語に選ばれたのが2010年) 一周回って覚えてない方のためにざっくりご説明すると、 断=入ってくるいらないものを断つ 捨=家にはびこるガラクタを捨…

貨幣と夢の旅

僕は関西生まれの関西育ちです。 関西人(というか大阪人)の印象というと関西以外の方からはあまり良いイメージを持たれていないのだろうなあという変なコンプレックスがあります。声が大きいとか言葉遣いが汚いとか、押し付けがましいとか。 特に、大阪人…

コンビニとデザインの旅

突然ですが、ローソンのロゴって書けますか? (もしお手元にペンと紙と気力がある方は、ノーヒントで書いてみてください) 書けましたか? 書いた方もそうでない方も、正解を知りたい場合は「街のホットステーション」で検索してください。ミルク缶を書けた…

お手洗いとメトニミーの旅

「お手洗い」 「鍋」 「ホワイトハウス」 「太宰」 何のことだかお分かりでしょうか。 「お手洗い」は「お手洗い」ではありません。 「鍋」はしばしば「鍋」ではないですし、「ホワイトハウス」は時折「ホワイトハウス」ではなく、「太宰治」が「太宰」では…

3とサード・プレイスの旅

「サード・プレイス」という 自宅(ファースト・プレイス)でもない、 職場(セカンド・プレイス)でもない、「第3の場所」。 が、また一段と流行ってきている、気がします。 オルデンバーグが定義する“サード・プレイス”の8つの特徴中立領域サード・プレイ…

信号と赤と1の旅

「青は、『進め』だな?」 「そうだよ」 「赤は?」 「『止まれ』だよ。当たり前だ」 「はたしてそうかな」 という会話で始まるコントがあります。 はたしてそうなのでしょうか? これ、少し間違っていて、青は「進んでも良い」という意味らしいです。 回り…

【導入編】ルーツの旅

イントロダクション。 初めましての方は初めまして。そうでない方は、、いるのかな。 シモダヨウヘイ(@shimotch)と申します。以後お見知り置きを。 早速ですが「ことば」って素敵だと思いませんか。僕は思います。 (冒頭から唐突にごめんなさい。ことば足ら…